いろんな山に登り、数ある山小屋に泊まったことのある僕が
マナスル山荘の情報や実際に泊まってみないとわからない小屋の詳細などを解説していきます。
※紹介するのは年末年始のときの様子です。
また、マナスル山荘 ご主人・山口さんのTwitterでは
マナスルや入笠山近辺の情報を定期更新してくれています。
マナスル山荘ってどこにある?
マナスル山荘は『入笠山』という、長野県中西部・南アルプスの北の端っこに位置している山に登る人、周辺をハイキングする人向けに建てられている山小屋です
このあたり(この大雑把感ね 笑)
入笠山とは?
山の高さ(標高)でいうと1955mと、酸素が薄くなっちゃうくらいの高さではないのですが、【日本三百名山】と呼ばれる日本を代表する山の一つに数えられています
山は標高が高いから名山ではなく、標高が低くても魅力的な “なにか” があれば それは立派な名山です。
頂上からは360度の これぞパノラマ!な景色が味わえるのが入笠山の魅力!
富士山、南アルプス、北アルプスに八ヶ岳まで丸見えなのは ホントたまりません(鼻血)
マナスル山荘から入笠山までは約40分の登り
小屋に泊まる人の大半は、早朝のご来光を見にきてるといっても言い過ぎではない!? と僕は思ってます。
入笠山頂上までのアクセスも、登り標高150m(約40分ほど)と、多少なりとも登るチカラがある人にすればお散歩レベルの距離と時間でいけちゃいます。
今回は雪がある時期を登っています。
雪山の場合は、最低限の装備と経験を積んでから登るようにしましょう
頂上でのご褒美を思ったら、こんな登りも頑張れるってもんですね 笑
マナスル山荘・外観
入笠山から下りてこれましたか?
それではマナスル山荘にお邪魔しましょうか♪
誘惑がすごいんですけど 笑
看板犬
マナスル山荘には看板犬がいて、これがまた元気元気!
↑よぉ〜〜し よしよし よしよし よしよーーし♪(*゚▽゚*)
めちゃ可愛い♪
あじは、3代目の看板犬。
今までの看板犬はすべて “海の生き物” から名前をとってるみたいで、今回は あじって命名されたそうですよ。
どアップ 笑
マナスル山荘・内部
立ち寄りで休憩される方、食事で来られた方のスペースとして、入り口入ってすぐのところに6人掛けと10人掛けくらいの広めのテーブル席が用意されています(写真の右あたりに人が座っているのがそのテーブル)
宿泊者用に冬はこたつが用意されていて(写真はこたつの中から撮影)、このあたりは共有スペースとして山の関連書籍、漫画、ボードゲームなどがあります
久々やるとオセロは頭を使う…
夕食後は消灯時間が早い山小屋が多いですが、ここは小屋番さんとのおしゃべりに花が咲くこともあり、わりと遅くまで電気がついてることが多いみたいです 笑
部屋は一階と二階があり、それぞれ世界の山の名前がつけられていました。
部屋は、4人用の部屋しか今回見れてないんですが6〜8畳くらいと十分な広さ。
それぞれ個室が用意されているようで(そもそも大部屋がない)プライバシーを気にする方には嬉しい配慮。
部屋用に電気とストーブ、こたつもあり(テレビはなし)
湯たんぽの貸し出しもあります。
お風呂もありますが、冬は使用できないので注意が必要です
スノーシューがレンタルできる(冬シーズン)
マナスル山荘では、雪面の上を快適に歩くことのできるスノーシューをレンタルすることができます
スノーシューを買いたいけど まずはどんな感じか試してみたい
日帰りの方 |
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宿泊の方 |
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備考 |
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TEL | 0266−62−2083(または、090−7632ー5292) |
数はちゃんと数えてませんが
だいたい10人分くらいはあったかなと思います。
マナスル山荘オススメの理由
僕がマナスル山荘を強くオススメする理由を4つ紹介します^ ^
ごはんが抜群に美味しい♪
オーナーさんが元・シェフだったということもあって ごはんの美味しさは山小屋とは思えないレベルになってます
宿泊時の ごはんはバイキング形式になってて、好きなだけ食べられます(*’ω’*)
しかも手作りだからすごい!!
立ち寄った際にも食事はいただけます。
ビーフシチューは美味しいと評判で、今度必ず食べに行きます!(写真も撮ります)
部屋は全て個室
先ほどと重複しますが、部屋はすべて個室対応になっているので プライバシーを気にされる方には嬉しい配慮になってます
ペット同伴OK
これはペットを飼ってらっしゃる方には嬉しい配慮ではないでしょうか♪
一緒に山に行きたい、一緒に山小屋に泊まりたいという飼い主さんが、僕が泊まらせてもらった時もいらっしゃいました。
ペットも家族の一員
小屋の方の心遣いが嬉しいですね^ ^
小屋の人たちが温かい人ばかり
これって、僕の中ではけっこう重要視してる部分でもあるんですよね
だって、いくら部屋が綺麗でごはんが普通に美味しくても、愛想のない従業員だったらまた来てみたいと思えないし、
某番組の、格付けチェックなら三流まで一気落ちですね 笑 (これで ごはん美味しくないとかだったら “写す価値なし” 確定?)
やっぱり、人の優しさ・温かさって重要なポイントだと思うわけですよ
↑お正月なので、山荘の皆さんでお餅ついておりまふ
その点、ここマナスル山荘の方たちは ほんと〜〜うに温かい人たちばかり(*´ω`*)
“類は友を呼ぶ” じゃないけど、温かい人たちのところには温かい人が集まるようで
ここに泊まってらっしゃる人は ほぼ良い人たちが集まっています
山荘の壁面には、マナスル山荘に対する感謝の気持ちがたくさん掛けられていました^ ^
マナスル山荘へのアクセス
アクセス方法は、雪のない春〜秋と、白銀の世界になる冬とでぜんぜん違ってきます。
アクセス・冬の場合
マナスル山荘がある入笠山近辺は、長野県であり、標高もそれなりに高いこともあって冬には 多かれ少なかれ雪は降ります。
麓には 『富士見パノラマリゾート』というスキー場もあることから、地形的には雪が降る場所と認識していいと思います。
このブログの写真にも雪が写ってると思いますが、これは今年(2019−2020)の様子。
暖冬と呼ばれている 今冬であっても、山の場合 雪は間違いなくあると思いましょう。
アクセスを見ていきますね
手順は以下のとおりです
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STEP1富士見パノラマリゾートへスキースノボ組と同じ駐車場に停めちゃいます
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STEP2ゴンドラでらくらく移動上まで歩いても全然いいんですよ、歩いてもw
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STEP3ゴンドラ降りたら歩きこれは残念ながら抗えない。。
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STEP4山荘までハイキング清々しい山の空気を吸って歩きましょう♪
富士見パノラマリゾートの駐車場に車を停める
車もしくは電車で来る場合でも、『富士見パノラマリゾート』を目指しましょう。
駐車台数は2000台(!?)ほど停められるうえに無料なのでありがたいです(マナスル泊で一日中停めてても 特に張り紙などはありませんでした)
ゴンドラ往復券を購入
登山者向けの[ゴンドラ券]というのがあるので 迷わず買いましょう。
ゴンドラ往復券 | 大人 1700円 子供 800円 |
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ゴンドラ片道券 | 大人 1100円 子供 500円 |
備考 | ゲレンデの滑走不可 |
マナスル山荘に宿泊する場合、その旨をチケット売り場の人に言うことでゴンドラ代を割引してもらえます
ゴンドラ山頂駅から歩いて30分ちょい
ゴンドラの終点・山頂駅からは歩きになります。
緩めの上り下りが続くハイキングコース
アイスバーンになってる場所もあるため、チェーンスパイク等の滑り止めは必須になります
伸縮性のある素材を使ってるので、脱着も容易にできる優れものです。
これと似た道具を僕も使ってますが、慣れれば1〜2分で装着できカンタンです^ ^
雪で埋まってますが、このあたりは湿原になっていて
春から夏にかけて 100種類近くの花が咲いて湿原を彩るんです
アクセス・夏の場合
雪のないシーズンの場合…
なんと! マナスル山荘のすぐ手前までクルマで行けてしまいます!!
もう、ハイキングがどうのってレベルでもないやん 笑
あとがき
いかがでしたでしょうか?
今回は冬のときの様子をお届けしましたが、冬の場合は『歩く要素と厳しい寒さ』が もれなく一緒についてきます 笑
そのふたつが一緒についてこようが、やっぱり冬ならではのキーーンっっ…!とした澄み切った空気感がたまらない世界なので
オススメは冬ですね!
「ちょっと近くに来たからビーフシチュー食べて帰ろう」ってことなら、小屋前まで行ける夏とかがいいかもです
とにかく、一度この山小屋の雰囲気、時間、温かさを知ってもらいたい!
特に、山小屋泊が初めてという方にはマナスル山荘は うってつけと断言します!!
名称 | マナスル山荘本館 |
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住所 | 長野県諏訪郡富士見町富士見11404−200 |
TEL | 0266-62-2083 (携帯)090-7632-5292 |
定休日 | 木曜日 |
宿泊料金 | 10000円(一泊2食付) 7000円(素泊まり) |
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飲み放題 | 4時間2000円 |
レンタル | スノーシュー1DAY 2200円 (子供550円) ※宿泊者は1100円 |
WIFI | あり(無料) |
備考 | 金額は冬の料金になってます |
宿泊の予約等、さらに詳しく!知りたい方はマナスル山荘 公式サイトへ! →マナスルHP
最後まで読んでいただきありがとうございました!