三重は南北に長い県。
その三重県の南部で有名な伊勢よりも、さらに南に位置する尾鷲市の とある町に、 “秘境” という名で知られている場所があります。
その秘境の名は『オハイ』
三重県に長いこと住んでいるワタシでも、「なんとなく聞いたことあるなぁ」くらいの場所。
そんなある日、『観光三重』という、三重県の観光やイベント情報を発信しているサイトでオハイの特集をしていたときに見た、こちらの写真に目を奪われました。
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(※写真は引用しました)
目を惹く美しさじゃないですか^ ^
この光景を実際に見られるタイミングがついに訪れたのです!
B郎くんここへは どうやって行くんだろう?
A子さん登山は初心者なんだけど、 ワタシにも行けるかな?
「いま写真を見て興味をもった!」とか、「オハイという名前が気になって仕方ないよっ」といった彼(彼女)のような人たちに向けて、このブログでは
- オハイへのルート解説
- オハイは初心者でも大丈夫?
- オハイのある町、九鬼町へのアクセスと駐車場について
これらについて解説していきます!
オハイがある九鬼町とは?
九鬼町は、透明度の高い海が広がる漁村の町。
かつては “九鬼水軍” と呼ばれた、戦後最強の水軍があった町と言われています。
今では漁業が盛んなのと、県外からの釣り人が来たりする場所になっています。
オハイへのルート解説
今回オハイへ行ったときのルートが上記の地図になります。
この図を見てもらうとわかるんですが、このルートで最も標高が高い場所でも198mしかなく、登山をされる人にとっては歩きやすいなぁって印象です。
ちなみにオハイは、標高が最も高い地点から下った右端の、星印の場所になります(笑)
こちらの地図上に記入した数字の箇所は、ワタシが このルートを歩いてみて “注意しておきたいポイント” をピックアップしたものになっており、ここからは この数字の箇所を中心に紹介していこうと思います。
①旧・九鬼小学校の裏に登山道がある
九鬼漁港から山へ向かう方向に、いまは廃校となっている “九鬼小学校” が見えます。
オハイの登山口は この旧・九鬼小学校の裏手になるんですが、初めて訪れるときは 大抵このあたりで道がわからなくなる人(もちろんワタシも)が多いようで…
「(オハイへは)こっちへ行くんだよ〜」
と、散歩をしていた 地元のおじいさんに教えてもらいました
②石垣(猪垣)の先に道が続いている
このルートを調べると高確率で出てくるだろうポイントの一つが、この『石垣(猪垣)の前の休憩地』です。
標識にも書いてあるので問題はないかと思います^ ^
③下山時に現れる木道
この写真は下山の時に撮ったものになるんですが、③のポイントあたりに差し掛かったあたりで、“行き” では気づかなかった木道が現れます。
正規のルートは左側になります。
右の木道へは今回行ってないんですが、見た感じでは その先には何もないように見えました。
④左右に分かれる分岐
よく確認してもらえれば問題ない場所なんですが、なんとなく右の方にも踏み跡があるので注意が必要。
(写真は “行き” のときのルート。帰りは左上方向から歩いてくることになります)
下山のときには疲れなどから注意力が散漫になり気味なので要注意です。
※(おまけ)道の途中で出てくる分岐『殿浜』にも行ってみた
このオハイへのルートを歩いていると、こんな分岐が出てきます
殿浜?
…気になりますよね?? 気になるから行ってみました(笑)
標識によると殿浜までは約10分ほどと書いてあるが 果たして?
道は、あまり殿浜へは歩きに行く人が少ないようで少し荒れ気味だったのと、下りなので帰りは登ることになることを頭に入れておくといいかもしれません。
だいたい10分強で殿浜に到着。
大きい岩がゴロゴロの、ちょっと歩きにくい場所でした^ ^;
ちょっと興味あるかも?って人は、行ってみてもいいかもしれませんね
オハイは初心者でも行けますか?(結論・行けます)
ズバッと結論を言うと「初心者でも行けると思いますよ」ということになります(※あくまで個人的な意見です)
その理由としては
- 目印(ピンクテープや標識)がしっかりある。
- 踏み跡もしっかりしていて明瞭。
- 標高も最大で200mくらいしか上がらないので負担が少ない。
ただし、注意点としては「オハイへの往復4〜5時間の行程を歩ききれる体力があるかどうか」という点になります。
そして、歩ききれた時には…
オハイのエメラルドグリーンの海が、ご褒美として迎えてくれるはずです^ ^
服装や持ち物について
服装については 以下のポイントを押さえていきましょう
- 暑い時期なら吸湿速乾性のある、スポーツウェアタイプのものを選ぶ
- 肌をなるべく出さないような服装にする
①については こちらの記事を参考にしてみてください
②の『なるべく肌を出さないようにする』は、日焼け対策もあるのですが、山の中にいる虫などに刺されるリスクを減らすという意味もあります。
持ち物で押さえておきたいポイントは
- 水と食料
- 応急処置ができるような救急セット
これらは必ず持っていきたいところです。
①の飲み物に関しては、お茶やコーヒーといったカフェイン飲料だと利尿作用が働くので、できれば水が好ましいですね。
②の救急セットは、登山をする人は必ず携行しておくべきアイテムです。
消毒液や ばんそうこうなど、いざという時に ないと困るものですし、長い時間 山の中にいるリスクを考えると持っておいて損はないと思いますよ
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また、①・②を入れておくためのザックも、容量に少し余裕のあるタイプ、背負ってても疲れにくいタイプのものをチョイスしたいところですね
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この商品のように腰ベルトがあるタイプのザックを選ぶのもポイント。
理由は、ザックの重さを肩と腰に分散できるからです。
必要な装備は なるべくケチらずに揃えましょう^ ^
九鬼町へのアクセスと駐車場について
九鬼町は、尾鷲市内から車で約20分くらい走った港町になります。
海の透明度が高くてビックリしますよ!
釣りをしにくる人もたくさんいて、きっと魚もよく釣れるんでしょうね^ ^
このマップでは九鬼駅を目的地にしています。
オハイの登山口は九鬼駅から少し歩いた場所にあり、そこまでの道のりは以下の通り。
登山口まで約30分ほどの歩きとなってます。
また、マップ上に印をした場所には『案内所』があり
ここに九鬼町の人が作ってくれたオハイのルートマップがあるので、ぜひゲットしておきましょう!
駐車場について
九鬼町には時間制で停められるような駐車場は(ワタシが調べた限りでは)ありませんでした。
今回GW期間中に行った時には、九鬼駅の近くに臨時駐車場が設けられていましたが、普段は駐車場として利用可能かは定かではないのでご注意ください。
また、九鬼町の道はそれほど広くないので、路上駐車など地元の方の通行の妨げになるようなことはやめましょう。
周辺のオススメスポット
尾鷲市内になるんですが、尾鷲駅から歩いていける距離に『鬼瓦』という お店があります。
海鮮が美味しい尾鷲ですが、こちらのお店で出される魚料理もとても美味しいです♪
刺身がぷりっぷりで最高ですし、煮付けも たまりません!!
尾鷲まで来られたのならぜひ海鮮を味わってみてください♪^ ^
『鬼瓦』の情報は こちらへ →☆
(※公式サイトがないため、食べログのサイトを引用しています)
おわりに
いかがでしたか?
三重県は海に山にと、本当に見どころ満載な場所が多いと思います^ ^
これだけ自然が豊富だと、今回紹介したオハイのような “不思議で魅力的な、隠れたスポット” を探したりする楽しみがあって嬉しいですね!
まだまだ行けていない、隠れた秘境が三重県or紀伊半島にはあるはずなので、これからも楽しく探していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり