※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。

「立山三山を縦走するつもりだったんだ、最初は」

そう言ったら、きっと驚かれるかもしれません。雷鳥沢ヒュッテに泊まって、立山連峰の最高峰雄山(おやま)まで登った話。これが計画通りには進まなかった、ちょっと笑える夫婦の北アルプス物語です。

それでも結果として——ヒュッテの露天風呂から見た立山の景色は一生ものでしたし、雄山山頂からの北アルプス大パノラマは涙が出るほど美しかった。山旅って、計画通りに行かないからこそ面白い。そんなことを実感した1泊2日でした。

この記事では、2023年7月の立山1泊2日の実体験を、雷鳥沢ヒュッテの宿泊レポと雄山登頂の様子とあわせて正直にお伝えします。古い情報も含まれますが、立山宿泊・雄山登山のリアルな雰囲気を伝えたいと思います。

たか
たか
一期一会、それも登山の醍醐味です^ ^

この記事はこんな人向けです:
– 立山に泊まって雄山登頂を目指したい方
– 雷鳥沢ヒュッテの宿泊感を知りたい方
– 一ノ越山荘から雄山までのルートが気になる方
– 夫婦・カップルでの山岳宿泊登山に挑戦したい方


立山三山と雄山ってどんな山?

立山三山とは、雄山(3,003m)・大汝山(おおなんじやま・3,015m)・富士ノ折立(2,999m)の3つの峰の総称。立山連峰の核心部にあたります。

そのなかでも、雄山は最も登山者が多い「立山の代名詞」的な存在。山頂には雄山神社峰本社があり、信仰登山の対象としても古くから親しまれてきました。

ルートとしては:
– 室堂 → 一ノ越山荘(約1時間)
– 一ノ越山荘 → 雄山山頂(約1時間/急斜面の岩・ガレ場あり

体力的には日帰りでも可能ですが、室堂周辺の山小屋に泊まって朝早く出発するのがゆとりあるルートです。
(※ちなみに、私たちが泊まった雷鳥沢ヒュッテは雄山からは離れているのであまりおすすめしません。なぜ雷鳥沢ヒュッテに宿を取ったのかは後ほど)


旅のスペック:立山 1泊2日

  • 訪問日:2023年7月
  • メンバー:夫婦2人
  • アクセス:扇沢 → 立山黒部アルペンルート → 室堂 → 雷鳥沢
  • 宿:雷鳥沢ヒュッテ
  • ルート:1日目・室堂→雷鳥沢ヒュッテ/2日目・雷鳥沢→室堂→一ノ越→雄山→下山
  • 当初計画:立山三山(雄山・大汝山・富士ノ折立)の縦走
  • 実際:予定変更で雄山のみ登頂

縦走予定が、なぜ一座のみに(笑)

最初は「立山三山縦走」のつもりで、雷鳥沢ヒュッテを起点にプランを立てていました。

ところが、初日に歩き進めていくなかで状況を判断した結果、「雄山だけにしよう」と現場で予定変更。これが結果として、ヒュッテから雄山山頂までの距離を伸ばしてしまうという、ちょっと面白い展開に……(^^;

普通なら室堂から一ノ越経由で雄山に行くべきところを、雷鳥沢から登り始めたので、行程がやや遠回りになったんです。「縦走しないなら、もっと近くに泊まればよかった!」と笑いながら歩きました。

山旅の計画は柔軟に。当日の体力・天気・気持ちに合わせて変えるのが、結局いちばん楽しい——そんなことを学んだ夫婦旅でした。


安曇野で寄り道|大王わさび農園&スープカレーのハンジロー

立山に行く前日、安曇野エリアで寄り道を楽しみました。

大王わさび農園は、信州安曇野を代表する観光スポット。広大なわさび畑と清流の景観が見事で、わさびソフトクリームも体験。

そしてランチに立ち寄ったのが、スープカレーで有名な「ハンジロー」。スパイシーなスープと具材ゴロゴロのカレーで、登山前のエネルギー補給にぴったりでした。

立山へ行く道中で、こうした安曇野の名所を回るプランは「山+観光」の欲張り日程としておすすめです。


雷鳥沢ヒュッテ宿泊記|古さも、温泉も、貸切感も

雷鳥沢ヒュッテは、室堂からテント場を下って徒歩30分ほどの位置にある山小屋。標高2,300m超の場所にあります。

印象は「古いけど、味がある」

率直に言うと、施設はそれなりに古さが残ります。新しくてピカピカの温泉宿ではなく、昔ながらの山小屋の雰囲気そのもの。

しかも僕たちが泊まった夜は——他に宿泊客がほぼいなくて、館内ほぼ貸切状態(笑)
静かで静かで、奥さんと「これはこれで贅沢かも」と話していました。

ちなみに部屋は少し雨漏りしていました(笑)。山小屋ならではのリアルな経験です。気になる方は別の宿を選んでくださいね。

温泉が、本当に最高だった

施設の古さや雨漏りはさておき、温泉は本当に素晴らしかったんです。

特に露天風呂からの立山の眺めは、忘れられないレベル

夕暮れの立山連峰がオレンジに染まるなかで温泉に浸かる——「ここに泊まらないと味わえない景色」というのは、まさにこういうことだと感じました。
温泉だけでも雷鳥沢ヒュッテに泊まる価値はあると断言できます。
ちなみにこの温泉は、テント泊されてる方にも利用することができますよ^ ^

食事は普通、でも山小屋らしい安心感

夕食・朝食は普通の山小屋ごはんという印象でした。豪華ではありませんが、登山者として必要なエネルギーはしっかり補給できます。山小屋に多くを期待しない人にはちょうどいいレベルです。


2日目|雷鳥沢→室堂→一ノ越山荘へ

朝、雷鳥沢を出発して、まず室堂方面に登り返します。テント場を抜けて石畳の遊歩道を歩き、みくりが池の脇を通って一ノ越山荘方面へ。

天気は快晴。夏の北アルプスらしい青空のなかを、ゆっくり歩いて高度を上げていきました。

途中、登山道に残雪が残っているポイントもありました。7月でも標高2,500m超の場所では雪が消え切らないんです。アイゼンが必要なほどではありませんが、滑らないように慎重に歩きます。


一ノ越山荘から雄山|岩場・ガレ場の本格登山

一ノ越山荘(標高2,705m)まで来ると、稜線上に出ます。ここから雄山山頂までが、この登山の核心部です。

一ノ越から雄山までは、岩とガレ場の急斜面。標高差300mほどを一気に登る区間で、慣れていない方には「想像より大変」な道のりかもしれません。

  • 大きな岩を手で掴みながらよじ登るような場所もある
  • 浮石も多く、足場を慎重に選ぶ必要がある
  • 落石にも気をつけて、上下の登山者と距離を取る

奥さんは「これは思ったよりキツい」と言いつつも、しっかりついてきてくれました。「無理せず、慎重に」を合言葉に、約1時間かけて登りました。


ついに雄山山頂|北アルプス大パノラマ

そして——標高3,003mの雄山山頂に到着!

山頂には雄山神社の峰本社があり、登拝料を納めるとお祓いを受けられます。

そして山頂からの景色は——圧巻でした

  • 真下に広がる室堂を見下ろす絶景
  • 後立山連峰が一望(白馬・五竜・鹿島槍)
  • 反対側には剱岳の鋭い山容
  • 大汝山・富士ノ折立へ続く稜線

奥さんと「縦走しなくて正解だったかも」「いや、縦走したらもっと色々見れたよね」——なんて話しながら、しばらく山頂で景色を堪能しました。

「山頂に立つ」という体験は、写真や言葉では伝えきれない達成感があります。雷鳥沢ヒュッテに泊まって、雄山だけでも登った価値は十分にありました。


立山 雄山登山の注意点

僕たちの実体験から、これから挑戦する方への注意点です。

【必須装備】(安全のために必要)

  • 登山靴(一ノ越から雄山は岩場・ガレ場のため必須)
  • 雨具(北アルプスは天気が変わりやすい)
  • ヘルメット(落石対策で推奨)
  • ヘッドランプ(万一に備えて)
  • 防寒着(夏でも標高3,000mは肌寒い)
  • (最低1人1.5L)
  • 地図 or 登山アプリ(YAMAPなど)

【あると便利なもの】

  • トレッキングポール(一ノ越からの下りで膝を守れる)
  • グローブ(手袋)(岩場で手が痛くならない)
  • 行動食(おにぎり・チョコ・エネルギーバー)
  • 登拝料の小銭(雄山神社のお祓い用)

コース時間の目安

  • 室堂 → 一ノ越山荘:約1時間
  • 一ノ越山荘 → 雄山山頂:約1時間(岩場が大変)
  • 雄山山頂 → 一ノ越 → 室堂(下山):約1.5〜2時間

雷鳥沢ヒュッテに前泊して翌朝早めに出発すれば、ゆとりある日程で雄山往復が可能です。


行ってよかった、夫婦の立山1泊2日

項目 評価・感想
雷鳥沢ヒュッテ(施設) ★★★☆☆ 古さあり・貸切感あり・雨漏り(笑)
雷鳥沢ヒュッテ(温泉) ★★★★★ 露天からの立山が圧巻
雷鳥沢ヒュッテ(食事) ★★★☆☆ 普通の山小屋ごはん
一ノ越→雄山の岩場 ★★☆☆☆ 体力・技術ともに必要
雄山山頂の景色 ★★★★★ 北アルプス大パノラマ
安曇野(大王わさび農園・ハンジロー) ★★★★★ 寄り道に最高
夫婦登山としての満足度 ★★★★★ 一生の思い出

まとめ:「縦走できなかった」が、最高の思い出に

立山三山を縦走するつもりが、雄山だけになってしまった2023年7月の旅。「計画通りには行かない」ことすらも、いま振り返れば旅のいい思い出です。

雷鳥沢ヒュッテの古い館内、貸切状態の静かな夜、雨漏りしていた部屋、そして露天風呂から見た立山の絶景——どれも全部ひっくるめて、夫婦の山旅として大切な記憶になりました。

雄山山頂からの北アルプス大パノラマ、一ノ越からの岩場の試練、夏の残雪——「日帰りでは見られない立山の本当の姿」を見たいなら、ぜひ1泊以上のプランで行ってみてください^ ^

えむ
えむ
このときは残念ながら雷鳥に会えなかったけど…それ以上に大切な思い出になりました♪

あわせて読みたい