みなさんは 旅行に出かけた時に、訪問した場所が大好きになったことはありませんか?
「もっとこの地域のことを知りたい!」と思ったときに訪れてみてほしい場所、それが博物館ではないかとワタシは思っています。
『博物館』というワードを検索してみると
『古今東西の、自然・文化・産業に関する資料を組織的に集め、保管し、展示して、公衆の利用に供する施設』というように表記されており、
その土地の歴史や文化を知りたければ博物館に行きましょう、と言えるのではないでしょうか^ ^
そんなわけで、今回訪れたのは 三重県津市にある『三重県総合博物館(通称Mie Mu)』になります。
この博物館で どんなことを知ることができるのか、このブログの内容は以下のように進めていきます。
- 三重県に生息していたor現在も生息している生き物
- 過去〜現在に至る文化の歴史
- 鈴鹿山脈の成り立ちや地質について
- 熊野古道の歴史
これらのことが この三重県総合博物館の中にギュッと詰まっています。
もう少し詳しく解説していきますので、よかったら読み進めてみてください♪
参考までに、三重県内の博物館はいくつあるのか調べてみたところ、83館あるようです。
ちなみに全国で一番博物館が多い都道府県は 長野県になります。
三重県総合博物館について
三重県総合博物館(以下Mie Mu)に行くと どんなことを知ることができるのか。
Mie Muの概要欄には『三重県の多様で豊かな自然・歴史や文化、それらの保全・継承をしていき、広くその意義を伝える』と記されています。
カンタンに(語弊を恐れずに)言うと
『三重県の今までの歴史や文化を知ることができる場所が ここ(Mie Mu)であり、これから先の未来へと繋げていく道しるべとなる場所でもあり、ここに来れば三重県のことが今以上に好きになる場所』だとワタシは思います。
さて、そんなMie Muの館内はご覧のようになっています。
※写真は引用しました
いろんな見どころがありますが、注目ポイントは何があるのでしょうか?
次はそこを見ていきます。
ところで、三重県といえば思い浮かぶモノは?というアンケートでは、以下のものがランキングされているそうですよ。
- 伊勢神宮
- 鈴鹿サーキット
- 赤福
- 伊勢海老
- 松阪牛
- ナガシマスパーランド
などなど(順不同)
Mie Muの注目ポイントは?
おそらく ここ(Mie Mu)の “目玉のひとつ” だと思われるのが、展示エリアに入ってすぐ目に飛び込んでくる…
400〜300万年前に 生息していたとされる【ミエゾウ】ではないでしょうか。
【ミエゾウ】とは
日本の九州から関東にかけて生息していた古代ゾウで、現在の津市 ないしは亀山市で初めて発見されたことから この名前がつけられました。
全長8メートル、高さ4メートルもあり、日本国内で見つかっている哺乳類の中では最大のものになります。
ちなみに、マンモスとミエゾウは違う種属であり、大きさも5メートル前後のマンモスが ほとんどであるので、ミエゾウが かなり大きかったのが わかります。
大きな牙もあるので「マンモス?」と思いがちですが、三重県が誇る立派なブランド化石なので ここに来たらまず見てもらいたいです^ ^
Mie Mu展示場での注意点(観覧料について)
注意してもらいたいポイントとして館内施設の料金があります。
Mie Mu内には無料で観覧できる場所と有料の場所が分かれています。
※写真は引用しました
先ほど紹介したミエゾウであったり三重の実物図鑑や資料閲覧室などは無料なんですが、
三重県の歴史や文化を詳しく知ることができる基本展示室や企画展示室の部分(写真図の色が変わっている箇所)は有料となっており、観覧料は以下のようになっています。
基本展示 |
企画展示 |
セット券 |
年間パスポート券 |
|
---|---|---|---|---|
一般 |
520円 |
展覧会毎に定める |
基本展示+企画展示の2割引 |
1,670円 |
学生 |
310円 |
展覧会毎に定める |
基本展示+企画展示の2割引 |
1,040円 |
高校生以下 |
無料 |
無料 |
無料 |
― |
※公式サイトから引用しました
基本展示室を紹介。ここを見れば三重県のことが深く理解できる(はず)!
いざ! 基本展示室の中へと歩を進めます。
※写真はMie Muの公式HPからの引用になってます
写真の左下にある『入口』から入室すると、まず目に飛び込んでくるのが 高さ5m近くもある、三重県にまつわる文化と歴史を写した写真の数々が並ぶ【三重!みえ!MIE!】
もちろん全て三重県内で撮られた写真たちで、その写真の美しさに思わず足を止めて見入ってしまいますね。
展示内の順序は、入り口から時計回りに進んでいく流れになっており、
次の【三重の大地のなりたち】では三重の地に実際に生息していたと思われる生物たちの紹介がされています。
ここにはミエゾウの大きさがわかる展示があり、他の野性のゾウたちと比較したものがあるので 見てみてほしい場所でもあります。
※写真はMie Muの公式HPからの引用になってます
さらに奥に進んでいき、次に見られる展示は【各地の自然に関するエリア】
大台・東紀州の森に関する三重県最南端エリアから始まり、伊賀盆地、鈴鹿山脈がある伊勢平野、そして志摩地域の海の自然へと展開していきます。
趣味が登山ということもあり、ここで紹介されている鈴鹿山脈の地質に関する資料には興味津々でした。
【磯の暮らしと自然】エリアまで外周をぐるっと周り、この先は内回りに歩を進めて行きます 。
※写真はMie Muの公式HPからの引用になってます
【三重をめぐる、人・モノ・文化の交流史】では
- 伊勢参宮と御師について
- 熊野古道の歴史と、そこから生まれた人々の生活
などといった展示を見ることができます。
これらが基本展示室の大まかな内容になっています。
たくさんの展示品や資料の数々に、時間を忘れて見入ってしまうかもしれませんので ご注意ください(笑)
場所・観覧料について
三重県総合博物館の場所はこちらになります。
観覧料は以下のようになっています。
基本展示 |
企画展示 |
セット券 |
年間パスポート券 |
|
---|---|---|---|---|
一般 |
520円 |
展覧会毎に定める |
基本展示+企画展示の2割引 |
1,670円 |
学生 |
310円 |
展覧会毎に定める |
基本展示+企画展示の2割引 |
1,040円 |
高校生以下 |
無料 |
無料 |
無料 |
― |
※公式サイトから引用しました
おわりに(個人的な感想)
いかがでしたか?
博物館というと どうしても “勉強!” というイメージがあるんですが(ワタシだけ?)
年を重ねたからかもしれませんが(笑)、今は博物館をとても楽しめているなと感じています。
自分が住んでいる場所の歴史や文化を知るのにはもちろん、
いろいろなこと、自分の知らないことを“知ること” は、知見を広める意味でとても良いことではないでしょうか♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり