みなさんは『滝の拝(たきのはい)』という場所をご存知ですか?
写真でみるとこんな場所になっていて…
ポコポコと岩穴が開いた巨岩が集まった場所になっています。
これぞまさに自然が作った造形美というものですね^ ^
この滝の拝という場所をカヤックを使って間近に、目の前に感じることのできるツアーを今回体験してきたので、その様子をレポしたいと思います。
以下の内容でブログを進めていきます。
- 滝の拝はどうやってできた?
- 滝の拝の場所を紹介
- 今回滝の拝でカヤック体験したショップを紹介
- 今回体験したツアーの詳細を解説
「おもろしそうだな!」と思ったら、とりあえずやってみませんか^ ^
“巨岩に囲まれる異質な世界” は、普段では味わえない貴重な体験になること間違いなしですよ!
滝の拝はどうやってできた?
滝の拝にある岩の表面にできた この無数の穴、これは『ポットホール』と呼ばれるものです。
ポットホールとは、河床のくぼみに入った小さな石が水流に揉まれながら回転し、周囲を削って丸い穴を形成したもの。
その後川底が侵食の影響で下がり、ポットホールのできた場所が水面上に出てきたものが滝の拝になったとされています。
滝の拝にまつわる民話
昔、滝の拝に、滝の拝太郎という侍が住んでいた。
太郎は人々の目を楽しまそうと滝の周辺の岩床に毎日刀で穴を掘っていた。
あとひとつで千個めの穴になるというときに刀を滝つぼに落としてしまった。
太郎は刀を拾いに滝つぼにもぐったが、上がってこない。
家人や近所の人々は、滝の主の食われたのだろうとあきらめて、七日の法事をしていたときに、太郎がひょっこり帰って来た。
太郎の話によると、滝つぼの底に宮殿があり、そこに住む滝の主の姫が大勢の侍女とともに太郎を歓待してくれたという。
太郎は夢中になって遊んでいたが、ふと家のことが気になり、落とした刀と丸い大きな石を土産にもらい、地上に帰ったのだという。
※「み熊野ねっと」という熊野の観光名所情報サイトにある文言を抜粋しました』
滝の拝はどこにある?
滝の拝という場所は『和歌山県東牟婁郡古座川町小川』という地域にあります。
すぐ近くには『道の駅・瀧之拝太郎』と言う、なんとも変わった名前の道の駅があり、車はここの駐車場に停めることができますよ。
ここから滝の拝へは歩いて数分の場所になります。
この場所は鮎釣りが名物(一般の人はできない)
※写真は引用しました
滝の拝では、夏になると鮎漁が盛んにおこなわれるようになります。
この地域に伝わる鮎漁に「トントン釣り」と呼ばれるものがあり、餌や囮なしで釣り針で引っかけて釣り上げるのだが、その際に滝つぼの底を重りがトントンとたたくことからトントン釣りと呼ばれているそうです。
小川を含む古座川漁協内では毎年6月1日に鮎漁が解禁されるので、鮎漁解禁中はカヤックで滝の拝をめぐることは禁止となっています。
また、滝の拝周辺は岩場が凹凸していて危険なため、漁協組合員だけが漁をできることになっており、一般の人は漁をすることができません。
今回滝の拝でカヤック体験したショップを紹介
今回カヤック体験をお願いしたのはKUMANO OUTDOOR TRIPさんでした。
和歌山県の南端にある串本町にお店があり、今回の滝の拝カヤック以外にも無人島ツアーや日の出ツアー、SUP体験などもあり、このあたりの自然を楽しみたい!という時には要チェックです^ ^
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今回のツアーの詳細はこちらになっていますが、この中には滝の拝のことが書かれていません。
滝の拝ツアーについては直接ショップに聞いてみると教えてもらえます(私たちもそうしました)
今回体験したツアーの詳細を解説
今回のツアーを時系列に並べるとこんな感じになります。
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STEP1(08:00)集合滝の拝に現地集合
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STEP2(08:05)挨拶簡単な自己紹介と、今日のツアーの流れを聞きます
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STEP3(08:15)下準備一台の車をツアーのゴール地点に置きにいきます
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STEP4(08:50)準備カヤックを川まで下ろしていきます。
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STEP5(09:05)練習カヤックの基本操作などをレクチャー。
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STEP6(09:20)出発いざ、滝の拝へ!
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STEP7(09:40)下流へ滝の拝を離れて下流へ向かいます
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STEP8(10:30)ゴール車を置いた場所に着いたらゴールです
簡単な流れとしては こんな感じになります。
もうちょっと詳しく解説していきますね。
①集合
あらかじめ決めた時間に現地集合しましょう(車がない等の場合はお問い合わせしてくださいね)
駐車場は道の駅に停められますし、滝の拝近くにも数台停められるスペースがあります。
②挨拶
お互いの顔合わせと、今回のツアーの流れをここで聞きます。
問題なく進めば午前中には終わりますよ。
③下準備
ツアー体験者とガイドさん、2台の車をスタート地点とゴール地点に分けて置きます。
カヤック終わったあとに歩いて戻るのはかなりの苦行ですからね(笑)
④準備
再びスタート地点に戻ったら、救命胴衣やヘルメットなどを装着し(貸してくれます)、カヤックを川へ下ろしていきます。
カヤックを川へ下ろすのも一人では厳しいので、ガイドさんと協力して下ろしていきましょう。
服装は濡れても大丈夫な服装が望ましいです。
滝の拝から少し走ったところに日帰りの温泉施設がありますので(13:00から)そこで体を温めるのもいいかと思います^ ^
⑤練習
ガイドさんにレクチャーしてもらいながらカヤックの基本操作や万が一のときの対処法などを教えてもらいます。
初めてのカヤック体験でも親切にわかりやすく教えてもらえますよ^ ^
⑥出発
基本操作を覚えたらいざ滝の拝に向けて出発です!
といっても、滝の拝は入水場所からほんの少し進んだ場所にありますので、いきなりクライマックスと言えるでしょう(笑)
目の前で見る滝の拝は圧巻です!
不思議な形をした巨岩にも ついつい目を奪われちゃいますね。
⑦下流へ
滝の拝で写真とか撮りつつ楽しんだら、下流へと下っていきます。
古座川の綺麗さに驚かされますね!
ゴール地点までは一部流れが速くなるポイントなどがありますが、ガイドさんが攻略方法などを教えてくれますので大丈夫だと思います。
⑧ゴール
最初に車を停めておいた地点まで戻ってきたらゴールになります。
お疲れ様でした!
【おまけ】近くには温泉施設もあります
滝の拝から少し走ったところに『南紀 月の瀬温泉ぼたん荘』という、日帰り温泉や食事がいただける場所があります(お土産も買えますよ)
- 営業時間 13:00〜21:00
- 料金 大人700円/ 子供300円
おわりに
いかがでしたか。
奇岩の中を進んでいく体験というのは奇妙な感じでとて面白かった!というのが、今回ツアーをしてみた個人的な感想になります。
カヤック初心者でもある私たちでも十分楽しむことができました!
ぜひ一度体験してみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり