2004年、世界文化遺産にも登録された『熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道』である熊野古道。
S美さんここを歩いてみたい!
という日本人はもちろん、外国の人も多く訪れ、年々 人気が高い場所となっています。
という思いから、今回ブログとして発信させていただきました^ ^
このブログを読んでいただくことで
- 熊野古道の6つのルートがすべてわかる
- 初めての人が歩くのにオススメのルートがわかる
- 熊野古道を歩くのに適した時期、服装や装備がわかる
となっています!
Kくん熊野古道を歩いてみたいけど、 実際に歩いたことのある人の話を聞いてみたいなぁ
という人の意見もありましたので、
いろんな山を歩いた経験と、熊野古道が近くにあることからよく散歩にも行くことがある立地条件(!?)を活かして、皆さんに紹介できたらと思います!
ぜひ最後までご覧になっていただけたらと思います^ ^
熊野古道の6つの路(みち )とは
熊野古道は、日本最大の霊場として隆盛した熊野信仰の最終目的地(熊野三山)へと繋がる路として、1000年以上前から天皇や貴族、庶民が歩いてきました。
※写真は引用しました
熊野古道は上の写真のように、伊勢神宮から向かうルート、京都方面から向かうルート、高野山や奈良(吉野)から向かうルートと計6つの路があります。
6つの路を簡単に解説
T奈6つもあったら どこを歩いたらいいかわからないよ〜
そんな人もいますよね^ ^
ここでは熊野古道6つの路を簡単に紹介していきます!
熊野古道・小辺路(こへち)
※写真は引用しました
高野山から熊野本宮大社を繋ぐ、紀伊半島の山のなかを通る路で
1000mを超える峠を三つクリアしないといけない、歩くことに慣れた人向けのルートになっています(標高の一番高いところで叔母子岳の1344mにもなります)
小辺路で有名なところとして、“天空の郷” とも呼ばれる『果無集落』は ぜひ訪れてみて欲しい場所です^ ^
こんなところに民家があるなんて!といった、不思議な空間が広がっていますよ♪
熊野古道・中辺路(なかへち)
※写真は引用しました
和歌山県田辺市から山に向かって熊野本宮大社へと向かう路で、このルートは 熊野信仰が盛んだった時代に天皇や貴族が利用した路とされています。
熊野古道・大辺路(おおへち)
※写真は引用しました
和歌山県田辺市から海沿いを通って向かって熊野本宮大社へと向かう路。紀伊半島の南端を沿うように続いていて気持ち良い古道歩きができます。
熊野古道・紀伊路(きいじ)
※写真は引用しました
京都の城南宮から淀川を船で下り、大阪府堺市や和歌山県田辺市を経由して熊野本宮大社へと向かう路になります。
前述で天皇や貴族が中辺路を通っていたと書きましたが、“中辺路” という名前自体は近世になってから付けられたもので、以前は中辺路もこの紀伊路と繋がっていたといわれています。
熊野古道・伊勢路(いせじ)
※写真は引用しました
伊勢神宮と熊野三山を結んだこの路は、江戸時代の庶民の憧れでもあったそうです。
その時代は伊勢神宮に行くことも大変な時代だったはずで、それよりさらに南にある熊野三山となれば相当な労力が必要だったことでしょうね。。
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)
※写真は引用しました
奈良吉野から熊野本宮大社に向かう路で、熊野古道6つの路のなかで最も厳しい、修験道(修行のために歩く山道)の路になってます。
紀伊半島の真ん中を縦に歩くこの大峯奥駈道は、山深いうえに いくつもの山を越えていかなければならなく、一定レベル以上の歩く力と体力が必要なので初心者は避けておいた方がいい路でしょう。
どこを歩きたいかは その人によって変わってくると思いますが、無理をせず、楽しく歩ける路を歩いてもらえたらと思います^ ^
次は、初めての人が歩くのにオススメのルート『熊野古道伊勢路』を解説していきたいと思います!
初めての人が歩くのにオススメのルート『熊野古道伊勢路』を解説
まずは『熊野古道伊勢路』の歴史を簡単に解説していきますね。
※写真は引用しました
熊野古道伊勢路は伊勢神宮から熊野本宮大社を結んだ、全長170キロにも及ぶ、海や山、川を越えながら歩く路で、
幾千万の旅人が歩いてきた歴史ある古道となっています。
浜街道から先に、熊野本宮大社があります
伊勢路ルート①『伊勢神宮〜瀧原宮(約40キロ、約8時間 )』
このルートは、序盤は比較的平坦な道が続き、後半から二つの峠越えが控えています。
女鬼峠、三瀬坂峠とも標高300mに満たない、距離にして2キロほどの峠道であり、これから迎えるいくつもの峠を越えていくための予行練習となるルートかもしれませんね。
伊勢路ルート②『瀧原宮〜馬越峠(約50キロ、約10時間)』
瀧原宮は伊勢神宮の別宮であり、伊勢神宮と同じくらい格式と歴史がある場所となっています。
伊勢路はここから海沿いを通りながら4つの峠を越えていくことになる(荷坂峠とツヅラト峠は分岐しているので、どちらか一方を通ることになります)
300mを越える峠を抜けていく中で、海と山が織りなす景色を楽しめる場所があるのがこのあたりの特徴でもあります。
また、熊野古道らしい石畳を楽しみたいなら馬越峠へ向かう熊野古道がおすすめです♪^ ^
伊勢路ルート③『馬越峠〜松本峠(約35キロ、約8時間)』
漁業が盛んな尾鷲市を通り熊野市を目指すこのルートで、伊勢路および西国一の難所とも言われる八鬼山峠が待っています。
その先6つほどの峠を越えた先に、熊野古道でも有数の景観を誇る松本峠を迎えることになり、ここから見る約20キロにも及ぶ世界遺産の海岸線・七里御浜は格別ですよ♪
伊勢路ルート④『松本峠〜本宮大社(約50キロ、約10時間)』
再び山道へと向かいながら横垣峠、風伝峠を越え、熊野本宮大社の御神体でもある熊野川を遡り本宮へと向かっていきます。
熊野古道を歩くのに適した時期、服装や装備を解説
熊野古道は、いくつもの峠を越えながら歩いていく路であり、登山のように1000mを超えるような場所を歩くことはないかもしれません。
それでも、基本的には登山およびハイキングに適した服装が望ましいです。
登山の服装に関しては こちらに書かせてもらっていますので、詳しく知りたい人はご覧になってもらえればと思います。
↓ ↓ ↓
ここでは、熊野古道を歩くのに適した服装を簡単に紹介させてもらいますね。
熊野古道歩きに適した服装とは?
先ほど、「基本的には登山およびハイキングに適した服装が望ましい」と書きましたが、登山やハイキングをしたことがない、あまりやっていない人にとってはイチから探していくのは大変。。^ ^;
この項では「これを身につけて(持って)おけば熊野古道を歩くのにいいですよ♪」というアイテムを紹介します(※個人差はあるので、あくまで参考程度にお願いしますね)
【トップス】
メリノウールという素材のものを身につけるのがおすすめです^ ^
メリノウールは羊の毛で作られていて、特徴として以下の4つがあります
- 保温性がある
- 防臭力がある
- 通気性に優れている
- 肌触りが良い
保温性があるので寒い時期におすすめですが、通気性もあるので暑い時期にも着ることもできます。
もちろんデメリットもありますが、デメリットの存在が薄くなってしまうくらいのメリットがあるかなとワタシは思っています。
【ボトム】
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ボトムは、歩いているときのストレスが少ないストレッチ性のあるものがいいと思います。
トップスと同様、値段はピンキリなところはありますし高いものもありますので、「これでなければダメ!」ってことではありませんのでご理解を(笑)
人によってはジャージで歩く方もいますからね^ ^
転ばぬ先の【杖】
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「トレッキングポールって、いる?」という声も聞いたり聞かなかったりしますが(笑)
個人的には“いる” と思います。
特に、歩くことに慣れていない人なら持っておくことをおすすめします^ ^
理由は、歩くときの負荷を両手に分散でき、両足の疲労が軽減されるからです。
これは長時間歩いたりする場合などによくわかると思いますよー
歩くのに適した時期について
紀伊半島は日本列島の南に位置しているため、年間を通して比較的温暖な気候であると言えます。
伊勢路が通る山が雪で覆われることはあまりないが、厳冬期にあたる12〜2月は寒いこともあり あまり歩くのはおすすめしていません。
結論として、熊野古道伊勢路を歩くのにおすすめな時期は3月から11月となります。
おわりに
今回は熊野古道6つのルートと、その一つ熊野古道伊勢路を開設してきました。
今もなお歴史の面影が残る熊野古道をぜひ一度歩きに来てみませんか?
そこにはきっと、古き良き日本の姿を見ることができるかもしれません。
あなたのお越しをお待ちしています^ ^
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり